日本ハムから国内フリーエージェント(FA)宣言した陽岱鋼外野手(29)の巨人入りが6日、濃厚となった。獲得を目指していたオリックスの長村裕之球団本部長は代理人から入団しない意向を伝えられたことを明らかにした。

 オリックス以外では巨人と楽天が獲得の意思を示しており、関係者の話では巨人が好条件を提示しているとみられる。

 巨人は堤辰佳ゼネラルマネジャー(GM)が4日に陽岱鋼と交渉を行っていることを明らかにし「詰めの交渉をやっている」と話していた。

 オリックスの長村本部長は「非常に難しい決断だったが、他球団に行かせてもらうということだった」と説明した。

 今オフ、巨人は既にFAで山口俊、森福允彦両投手を獲得している。陽岱鋼が巨人入りすれば、1993年にFA制度が導入されて以降初めて3選手を同時に獲得することになる。