来季完全復活を目指す日本ハム武田久投手(38)が、順調なオフを過ごしている。

 9日は大阪市内で行われた「ミズノ アドバイザリープロスタッフ会議」に出席。自主トレの合間に趣味である釣りをたしなみ、真鯛を10匹以上釣り上げた日があったことを明かした。

 「俺が行くのは千葉の外房、大原。いつも『新幸丸』にお世話になっている。大原発祥と言われている一つテンヤ(ひとつてんや)という釣り方で、すごい釣れるんだよ。平均では鯛が5匹前後だけど、10匹以上の日もあった」。釣りに出かける日は、午前3時に自宅を出発。同5時に舟に乗り込み、午前中は魚との1対1の勝負を楽しむ。月に2~3度のペース。自主トレ休日に英気を養う。

 もちろん自主トレも抜かりなく進めている。昨季は両膝を手術した影響で1軍登板なしに終わったが、今季は2年ぶりに1軍で登板するなど復活の下地をつくった。現在は2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で両膝の状態を見ながらランニングメニューを中心に体づくりに励んでいる。「徐々にね。1月は(ブルペンで)投げないんじゃない」と、例年通りに2月の春季キャンプからブルペンで仕上げていく考えだ。