3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)代表として、ソフトバンク武田翔太(23)千賀滉大(23)巨人森福允彦(30)楽天松井裕樹(21)の4投手が選出有力であることが10日、分かった。侍ジャパンは昨年末に1次メンバー18人を発表。アストロズ青木宣親外野手(35)を加え、19選手が決まっていた。

 ◆WBCの投手事情 起用法でのシーズンとの違いは球数制限。先発は1次ラウンドが65球、2次ラウンドは80球に設定されており、好投していても、イニング途中で交代する可能性もある。50球以上投げた投手は中4日空けなければならないなど、連投の規制もあり、過去の小久保監督下の代表メンバーと比べると、中継ぎ投手の選考人数が多くなっている。

 全体では13人前後。ここまで7人の投手の代表入りが発表されており、千賀、武田、森福、松井裕が選出されると、残り投手枠は2になる。各ラウンドごとの入れ替えもOKなだけに、細かな役割分担などは、現時点では決まっていない。ドジャース前田やヤンキース田中の参加は不透明な中、クローズアップされるのはマーリンズ田沢。参加となれば、有力な守護神候補となる。