西武は19日、立川市内のホテルで全体会議を行い、キャンプのメンバー編成、スケジュールなどを話し合った。

 ドラフト1位今井達也投手(18=作新学院)3位源田壮亮内野手(23=トヨタ自動車)5位平井克典投手(25=ホンダ鈴鹿)6位田村伊知郎投手(22=立大)のキャンプA班スタートが内定した。

 B班でじっくり鍛え上げる近年の方針を転換。チーム力の底上げはもちろん、競争意識を高めたい辻発彦新監督(58)の意向が反映された。

 会議後、辻監督は取材に対応。新人の抜てき理由と、今季を戦う基本方針について語った。

 ユニホームを着て動くのは違う。見てみたい。今井は体の使い方、柔軟性、しなりに将来性を感じる。経験がプラスになる。源田は社会人で十分にやっている選手。ショートのレギュラーは決まっていない。大学、社会人のピッチャーには経験がある。僕も経験があるが、やっぱりルーキーが入ると見て、自分と比べる。『やばい』と思う選手もいるだろう。

 ピッチャーは不安がある。当然、チャンスはあげる。若い選手が1人、2人でも出てくれば。我々はチャレンジャー。野球は考える時間がある競技。あらゆる場面において、勝つために何がベストか考えてプレーする。