野球指導者講習会が22日、東京都内で行われ、巨人、中日、オリックスで活躍した西本聖氏(60)が投手について講義した。

 けん制について質問された西本氏は巨人時代のエピソードを披露。「いかに相手(走者)にスキを与えるかが大事」とし「内野手(二塁手や遊撃手)がサインを出して二塁にけん制するプレーがあるが、走者に気付かれてしまう。僕は巨人時代、鈴木康友(内野手)と打ち合わせて一度プレートを外した後にロージンを触ったらけん制とするぞと、自分からサインを出していた。アウトにできたら康友にお小遣いをあげていました」。

 また高校時代(松山商)に1日600球の投げ込みをしたことを話すと、会場からどよめきが起こっていた。