中日北谷キャンプの第1クール終了を迎えた5日、主力の大島洋平外野手(31)平田良介外野手(28)が初めてランチ特打に臨んだ。大島が志願し、平田に声を掛けたところ、平田もタイミングを探っていたという。

 約30分。大島はゆるい山なりの球をしっかり下半身を使って振り切ることを心がけた。約150スイングでほとんどの打球をライナーで飛ばすスプレーヒッターぶりを見せ、観客を喜ばせた。「ゆるい球を打つのは毎年のこと。体をしっかり使わないと打球が飛ばない。ボールの間(ま)をつかむためでもある。段階の1つですね」と説明した。

 力強い打球を放った平田は「いい感覚でした」と納得の表情。土井打撃コーチから新たに借り受けたDeNA筒香、ヤクルト山田のフォームの連続写真も参考にしながら、飛距離を出すためのフォーム作りを目指している。