オリックスのドラフト8位・沢田圭佑投手(22=立大)が1軍切符をつかんだ。春季キャンプの23日、右手中指屈筋腱炎(けんえん)で離脱した金田に代わって昇格が決定。大阪桐蔭で阪神藤浪と同級生だった右腕は「まだプロで2イニングしか投げてない。必死に頑張ります」。これで1軍新人は山岡、黒木、小林、飯田を合わせて5人に。キャンプ中昇格した初の新人となった。

 178センチ、96キロのぽっちゃり体形。福良監督も「奥浪にしか見えない。しっかり結果残しているしね」と体重100キロの4年目野手の名前を挙げて、“大型新人”に注目した。沢田はキャンプ2度の実戦とも1回を3者凡退。独特の間合いで打者のタイミングを外す投球が首脳陣の目に留まった。タフネスが売りで「投げる体力は自信がある。どんな場面でチャンスをもらっても、求められる投球がしたい」と、開幕1軍に向けて今後もアピールを続けていく。

 ◆沢田圭佑(さわだ・けいすけ)1994年(平6)4月27日、愛媛出身。大阪桐蔭-立大からドラフト8位。立大4年間で69試合に登板し、故障離脱がなかった。178センチ、96キロ。右投げ左打ち。推定年俸700万円。