広島が延長10回サヨナラ勝ちで今季初勝利。安部友裕内野手(27)の決勝内野安打で5時間を超える熱戦を制した。

 8-8で迎えた延長10回裏、1死からエルドレッドが安打。阪神ドリスのけん制暴投の間に、代走上本が二塁へ進んだ。さらに遊撃糸原の失策で1死二、三塁となり、打者は安部。一、二塁間へのゴロを二塁大和が好捕したが、本塁送球が間に合わなかった。

 お立ち台に呼ばれた安部は「最高です」と絶叫。「なんとか食らいつくという覇気だけでやりました。ワンバウンドのフォークを振ってしまって、終わったと思ったんですけど、覇気が残っていたのでそれで打てました。覇気です」と振り返った。