仙台育英でともに甲子園出場した同級生、上林誠知外野手(21=ソフトバンク)と大学で2学年先輩の熊原健人投手(23=DeNA)の背中を追う。馬場は「うらやましいとは思うけれど、そこを目標にすると欲が出る。チームに貢献できる投球をして神宮で投げたい」と高校2年秋の明治神宮大会優勝以来の、神宮登板を狙う。【佐々木雄高】

 ◆馬場皐輔(ばば・こうすけ) 1995年(平7)5月18日、宮城県塩釜市生まれ。塩釜三小3年からリトルリーグ塩釜ドラゴンズで野球を始める。塩釜三中では七ケ浜シニアに所属。仙台育英では2年秋からベンチ入り。同秋の県、東北大会に続き明治神宮大会でも優勝し、翌春センバツ8強。3年夏の甲子園は3回戦進出。仙台大で1年春の東北大戦に先発し、デビュー戦白星。右投げ右打ち。家族は両親と妹2人。180センチ、90キロ。血液型O。

 ◆仙台6大学展望 リーグ2連覇を狙う仙台大は豪華投手陣を誇る。馬場、岩佐政也(4年=柴田)に加え、稲毛田渉(2年=帝京)の3本柱はリーグトップ。2季ぶりの覇権奪還に燃える東北福祉大は、今季から本格的に外野に挑戦する楠本泰史(4年=花咲徳栄)が打線の軸。エース城間竜兵(現パナソニック)の抜けた穴は、鈴木天斗(たかと)投手(4年=仙台育英)が埋める。