8回から登板した立命大の福島滉貴(2年)が、2人目の打者を球場のスピード表示156キロの速球で空振りに仕留め、応援席からどよめきが起こった。

 150キロ台の真っすぐを中心に、5回を投げて10奪三振の無失点。「きょうは指に結構かかっていた」とうれしそうに話した。

 東福岡高2年の時に捕手から投手に転向。171センチと上背はないが、食事とトレーニングで体重を5キロ近く増やした。

 自己最速を3キロ更新した右腕は「現状維持を考えると向上しないので、次は157キロを狙う」と頼もしかった。