「マイナビオールスターゲーム2017」(7月14日ナゴヤドーム、同15日ZOZOマリンスタジアム)の記者会見が11日、都内で行われ、日本ハム大谷翔平投手(22)を想定した「二刀流ルール」が誕生した。

 選手起用についての項目で、追加されたのは以下の通り。

 【ファン投票により出場する選手が、投手・野手両方でオールスターファン投票選出規定を満たしている場合については、ファン投票選出規定に準じ選出されたポジションで出場する。ただし、この場合において、<1>投手として出場するべき選手が、ケガなどの正当な理由により、投手としては出場できないが、野手として出場できる場合は、野手として2試合出場させなければならない。また、<2>野手として出場するべき選手が、ケガなどの正当な理由により、野手としては出場できないが、投手としては出場できる場合は、投手として2試合を通じて必ず出場させなければならない】

 大谷は昨年、先発投手としてファン投票1位で選出されたが、右手中指のまめがつぶれた影響で登板はせず、打者として出場した。

 オールスター戦に出場辞退すると後半戦開始から10試合出場できない規定があり、昨年の大谷の扱いについては議論が生じていたが、今年から明文化することになった。

 ファン投票は、5月16日から開始される。