中日ドラフト6位丸山泰資投手(22)が本拠地・ナゴヤドーム“初先発”し、5回2安打無失点と好投した。

 3回1死から阪神の1番緒方に右翼フェンス直撃の三塁打を許しピンチを迎えるが、力強い直球を武器に2番俊介を遊ゴロ、陽川を空振り三振に仕留めた。この日最速は147キロを計測。初めてのナゴヤドームのマウンドに「初回は緊張したけど、2回以降は自分の投球ができた。投げやすかったです」と笑顔で振り返った。

 春季キャンプは1軍に参加。キャンプ後は2軍で調整してきた。2日の社会人野球・ベーブルース杯の新日鉄住金鹿島戦でプロ初先発し、5回を3安打2失点。昨年、1年目だった佐藤がベーブルース杯で結果を残し、16年5月10日DeNA戦でプロ初登板初先発初勝利を手にした経緯もある。丸山は「どんどんアピールしていきたい。まだ危なっかしいところもあるので、1つ1つ修正していきたい。また上(1軍)でもナゴヤドームで投げたい」と力を込めた。

 ◆丸山泰資(まるやま・たいすけ)1995年(平7)2月5日、群馬県生まれ。中学時代は愛知・知多ボーイズでプレー。東邦高では3年夏の愛知大会決勝で愛工大名電に敗れ、甲子園出場経験はなし。東海大では2年春からリーグ戦に出場。3年春の日体大戦で完全試合を達成。家族は両親と姉1人。父親はパイロット。176センチ、79キロ。右投げ右打ち。