明大が立大を0封し3連覇へ望みをつないだ。森下暢仁投手(2年=大分商)と斉藤大将投手(4年=桐蔭学園)のリレーで9回2死まで無安打に抑えた。70年春の慶大以来、47年ぶり3度目となる継投での無安打無得点達成はならなかったが大事な試合をものにした。立大が負け、優勝争いは早慶戦に持ち越された。

 明大の2年生右腕の森下が奮闘し2勝目を挙げた。「少し緊張しましたが、監督に『思い切りいけ』と言われていつも通り腕が振れました」。2回に最速147キロを計測。6回で7四死球を与えたが無安打で斉藤につないだ。善波達也監督(54)は「(森下には)立教打線は振れているので、まとまらずに荒れていけと言った。明日も優勝の可能性をつないでいきたい」と3連覇を見据えた。

 ◆優勝の行方 勝ち点4まで伸ばせるのは立大と慶大の2校だけ。立大が明大初戦を落としたことで、慶大に自力優勝のチャンスが出た。立大が残る明大戦に2連勝して勝ち点4、9勝4敗。慶大が早大戦に2連勝なら勝ち点4、8勝3敗となり、勝率で上回る。勝ち点3の勝負になれば、明大、法大、早大にも可能性が残る。今日2回戦を行う立大、明大、法大は、1敗した時点で脱落する。