中日ドラフト1位の柳裕也投手(22)が23日からのDeNA戦で、思い入れのある横浜スタジアムに足を踏み入れる。前日21日に初めて出場選手登録された、先発機会に向けて、まずは中継ぎで待機する。

 「(横浜)高校以来です。ずっとやっていたので。相手には高校の先輩がたくさんいますね。1軍にいれば何度も行く球場だと思います」。22日、ナゴヤドームでチーム練習に参加したドラ1右腕はそう話した。

 高校2年夏はエース格として激戦の神奈川大会を勝ち抜き甲子園出場。3年夏は、準々決勝で松井裕樹(現楽天)がいた桐光学園にハマスタで3-4と敗れて涙をのんだ。喜びも悔しさも味わった球場だ。

 即戦力と期待されながら、3月に右肘の張りを訴えて1軍を離脱。リハビリを経て、1軍の舞台にたどり着いた。「1軍は緊張感がすごくある。与えられたところで結果を出すことに集中しています」とプロ初登板に備えている。