チームは宿敵巨人に連敗し、2位広島に0・5ゲーム差まで迫られた。苦しい時期だからこそ、経験豊富なベテランの力は必要不可欠。今日25日も甲子園で巨人戦がある。鳥谷が打席に入る瞬間を、虎党は信じている。【佐井陽介】

<鳥谷過去の主なピンチ>

 ◆肋骨(ろっこつ)骨折 07年9月25日横浜戦で死球を受け「右第9肋骨骨折」と判明。同29日の広島戦で途中交代し、継続していたフルイニング連続出場は398試合で止まった。

 ◆腰椎骨折 10年5月8日広島戦の4回守備でフライを追った際マートンと交錯。腰椎部分を骨折し、長びく痛みと戦い続けた。

 ◆右手人さし指の爪はがれる 11年5月15日中日戦の守備で、和田のゴロを右手人さし指に当てた。爪がはがれ流血。その裏の打席で代打を送られた。骨には異常なしも「右手人さし指爪床(そうしょう)裂傷」と診断された。

 ◆右脇腹痛 15年6月21日ヤクルト戦で背中に当てられ転倒。激痛と腫れが続き、1500試合を超えていた連続試合出場を一時は諦める覚悟も固めた。後に、肋骨を完全に骨折していたことが判明。