急失速しているオリックスが助っ人野手の緊急補強を進めていることが24日、明らかになった。複数の調査対象者から米大リーグ、ジャイアンツ傘下3Aサクラメント所属のクリス・マレーロ外野手(28)を筆頭候補としてリストアップ。合意間近との情報もある。マレーロは一塁と外野を守る右打者。今季開幕前のスプリングトレーニングで7本塁打を放った。開幕メジャー入りして初本塁打も放ったが、4月下旬にマイナーに降格している。

 オリックスは3、4月の15勝8敗から一転して5月はここまで3勝16敗。球団記録の月間19敗(03年8月=4勝19敗1分け)を更新しかねない勢いで降下している。特にロメロと吉田正を故障で欠く打線は得点力不足が深刻で、5月は1試合平均2・2点にとどまっている。マレーロとの交渉がまとまれば、起爆剤としての期待がかかる。