交流戦優勝への切り札!? 広島は2日、育成選手のサビエル・バティスタ内野手(25)と支配下選手契約を結んだことを発表した。

 契約金1100万円、年俸517万円プラス出来高(金額は推定)。6年契約という異例の長期契約となった。背番号は95。

 ドミニカアカデミー出身で一昨季途中に来日。昨年春には育成選手として契約した。今季は昨季の経験を生かし、2軍で急成長を遂げた。打率3割6分3厘、14本塁打、38打点はウエスタン・リーグ3冠。持ち前の打力をアピールし、支配下選手契約を勝ち取った。大砲は「すがすがしい気持ち。バレンティン(ヤクルト)のような選手になりたい。日本でナンバーワンになりたい」と鼻息荒い。

 早ければ3日にも1軍登録される。来週には指名打者制が敷かれる6連戦が控える。日本シリーズを戦った日本ハムと今季パ・リーグを席巻する楽天との戦い。新たな戦力として、切り札となる可能性は十分にある。