中日小笠原慎之介投手(19)がプロ入り最多の8回129球を投げ、10安打5失点で今季2敗目を喫した。

 4回の勝ち越しソロなどメヒアに2発、秋山には左翼席へ運ばれた。3被弾は自己ワースト。「ひどい結果にしたのは僕。いいものと悪いものが出た。今日の試合を反省して、次あればつなげていきたい」と唇をかみしめた。

 貫禄を見せつけた菊池が試合後、小笠原との対戦を振り返った。3打席で3バント失敗を含めて2三振。「高校のときから気にしていた。左で、直球でガンガン押す投手。すごい球だった。人生で初めてあんなに速くて角度のある球を見た」と称賛した。

 打者小笠原に対しては150キロ連発で2三振を奪った。「僕は8割の力では投げられない。全球入魂でいった」と野手と同じように攻めたという。