ヤクルト雄平外野手(33)の今季中の復帰が絶望的となった。

 29日に都内の病院で右有鉤(ゆうこう)骨骨折と診断された。28日の巨人戦でファウルを打った際に右手首を負傷。この日帰京し、エックス線検査などを行った。全治は未定だが、手術を受ける可能性が高い。

 真中監督は「2、3日で出られる感じじゃない。4番がいなくなって痛手だが、しょうがない。いるメンバーでやるしかない」と話した。

 今季40試合で4番を務め、打率3割7厘、85安打、32打点はチーム最多。川端、畠山、バレンティンら主力が負傷離脱する中、打線をけん引していた。14年に小川が同箇所を骨折した際は復帰までに約3カ月を要している。三木ヘッドコーチは「時間がかかるが、早く良くして、戻るのを待つしかない」と苦境を乗り切る。