日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会が3日、都内で開かれ、現役引退する選手が出場選手登録の入れ替えをしなくても引退試合に出場できるようにする「引退特例」の創設について議論した。

 出場選手登録の上限は28人だが、引退試合を行う選手をその試合に限り29人目で登録することが可能になり、引退セレモニーなどがやりやすくなる。8月の実行委員会で正式決定する見通し。

 MLBから改正の申し入れがあったポスティングシステムについては、米国側との交渉の中間報告が行われた。NPB・井原敦事務局長は「(MLB側から)案がきて、こちら側から問い合わせをかけて、こんな返事がきました、というやりとり。まとまるにはまだもう少し、何回かやりとりをしないといけない」と説明した。

 侍ジャパンの新監督人事については、12日のオーナー会議で強化本部の新設を含めて、経過報告を行うことを確認した。