日本ハムは6日、エドウィン・エスコバー投手(25)とDeNA黒羽根利規捕手(30)の交換トレードが成立したと発表した。

 エスコバーは今季から日本ハムでプレー。14試合に登板し、1勝2敗、防御率5・64。今季12年目の黒羽根は通算336試合に出場。昨季と今季は1軍出場に恵まれていなかったが、新天地で再出発することになる。

 エスコバーは球団を通じて「日本球界でプレーする機会を与えていただいたファイターズには感謝しきれません。まるで母国でプレーしているかのように、野球に専念できる環境を整えてくれた球団スタッフの手厚いサポートがなければ、今回の移籍話も舞い込むことはなかったと思います。栗山監督やコーチの皆さん、チームメートもとても温かく迎えてくれましたし、何よりも、いつも温かい声援を送ってくださるファンの方々と北海道を離れることを考えると胸が締めつけられる思いです。このチャンスをふいにすることなく努力を重ねて、新天地での活躍を誓います。これまでの経験は生涯忘れることはありません。本当にありがとうございました」と、コメントした。

 ◆エドウィン・エスコバー 1992年4月22日生まれ、ベネズエラ出身。インスティテゥト・ディオセサノ・バルキシメト高から08年にレンジャーズと契約。10年にジャイアンツにトレード移籍。14年7月、マイナーの有望選手によるフューチャーズゲームの世界選抜メンバー入り。直後に元サイ・ヤング賞右腕ピービとの交換トレードの1人としてレッドソックス移籍。14年8月27日にブルージェイズ戦でメジャーデビューを果たした。メジャー通算27試合1勝2敗、防御率7・01。188センチ、102キロ。左投げ左打ち。

 ◆黒羽根利規(くろばね・としき)1987年(昭62)6月2日、神奈川県出身。日大藤沢から05年高校生ドラフト3位で横浜ベイスターズに入団。178センチ、84キロ。