オリ達も諦めてないぞ! オリックスが14・5差からの大逆転優勝へ、後半戦開幕から大勝負をかける。首位楽天を追い、先発ローテーションを再編することが13日、分かった。後半戦開幕2カード目となる21日からの楽天3連戦(Koboパーク宮城)に金子、山岡、西の3本柱投入。ターゲットの首位をたたいて上位浮上を目指す。

 前半戦の終盤は西、金子、山岡、松葉、ディクソンで先発を回し、今季4度目の4連勝で締めくくった。エース金子の球宴出場が決まった際、福良監督は「オールスターの次はどこで投げさせるか難しい」とつぶやいていたが、その一方で秘策を練っていた。17日からのロッテ2連戦(ZOZOマリン)はディクソン、松葉で回し、楽天に右腕の3本柱をぶつける計画だ。

 西は11日日本ハム戦で8回1失点で4勝目と復調。山岡は勝ち星こそ3勝だが、防御率はリーグ6位のディクソンの2・66を上回る2・54と安定し、先発として機能し続けている。楽天とは14・5ゲーム差で背中ははるかに遠く、まずAクラス入りが現実的だが、ここで離されては優勝は夢のまた夢。チーム関係者も「いろいろ考えている」と明かす。後半戦開幕とともに、上位追走の勝負に出る。