バティに続け! 広島は20日、育成選手のアレハンドロ・メヒア内野手(24)と支配下選手契約を交わしたことを発表した。

 契約金は1150万円、年俸はこの日から新たに410万円プラス出来高(金額は推定)で契約した。今年6月に支配下に昇格したバティスタ同様、6年の長期契約で背番号は96。

 ドミニカ共和国カープアカデミー出身のメヒアは、バティスタとともに一昨季終盤に練習生として来日。昨春には育成選手として契約し、1軍キャンプにも参加。三塁と一塁を守り、確実性とパワーを兼ね備えた打者として期待されていた。2軍で経験を積み、今季はここまで70試合に出場し、打率3割4分、10本塁打、51打点。打率、打点とともに、安打数91本もリーグトップの成績を残す。

 192センチ、102キロの右打ちのスラッガーは「今までの頑張りを認めてもらえることができ、とても幸せです。アカデミーからの道のりは長く、簡単ではなかったですが、努力が実って良かったです。今後は1軍のレギュラーとして試合に出場できるよう頑張っていきます」と喜びのコメント。念願の支配下選手契約に、メヒアは同じ三塁を守れるマギー(巨人)とレアード(日本ハム)の名前を挙げ「両方の長所を取り入れたような選手になりたい」と目標を語った。【前原淳】