先発した阪神秋山拓巳投手(26)は、完封を逃すも、9回1失点で8勝目を挙げた。

 緩急を上手に使い、ヤクルト打線に的を絞らせず、9回2死三塁まで0行進。ただヤクルト中村に左前打を浴びて1点を許した。マウンド上では悔しそうにしゃがみ込んだが、次打者の藤井を二ゴロに打ち取りゲームセット。今季2度目の完投をマークした。

 「(完封は)意識していました。でも1人で投げ切れてよかったです。(1回は)高山に助けてもらった。それからは緩急を使って投げられました」

 チームは2戦23失点で2連敗中。普段助けてもらっている救援陣を休ませた意味でも価値ある1勝となった。