まさかの投球だった。広島先発のクリス・ジョンソン投手(32)が来日最短となる2回1/3での降板。投手バルデスに3点二塁打を浴びるなど6失点でマウンドを去った。緒方孝市監督(48)から後半戦のキーマンに挙げられた男が背信投球。次は必ず、やり返してくれるはずだ。

 ベンチ裏の通路で立ち止まったジョンソンは、自分から話を切り出した。試合をぶち壊した責任を背負い込み「初回はよかったが、2回からは何が起こったのか分からない。最悪の投球をしてしまった」と言った。後半戦本拠地初戦。向けられた期待を裏切る投球となった。来日最短となる2回1/3での降板だけが、事実として残った。