阪神はランディ・メッセンジャー投手(35)さまさまのゲームだった。3回無死、ヤクルト小川から来日8年目にして初本塁打。先取点を奪うと、投球でも150キロ近くのストレートと110キロ台のカーブで緩急をつけ、ヤクルト打線から今季最多タイとなる12三振を奪うなど、8回無失点。自身通算6度目となる10勝目を手にした。

 本塁打を打った阪神の外国人投手は08年7月29日ボーグルソン以来で、勝利打点付きのVアーチは99年8月22日巨人戦で勝ち越し本塁打のミラー以来、18年ぶり。メッセンジャーの2桁勝利は2年連続6度目。外国人投手で6度の2桁勝利は郭泰源(西武)に並ぶ最多回数となり、セ・リーグの外国人投手で6度は初。