ソフトバンク4年目、曽根海成内野手(22)が、1軍初登録即、出場を果たした。

 8回2死、左翼へ適時打を放ったデスパイネの代走として一塁走者に。続く中村晃の2球目にランエンドヒットを仕掛け、三塁内野安打の間に一気に一塁から三塁へ進塁した。

 「狙っていました。(三塁手の)ウィーラーが(ゴロを捕球し)一塁へ投げる前に二塁から三塁へ走っていました。井出(2軍守備走塁)コーチのおかげです。(プロとしての1歩を)ちょっとだけ踏み出せた」とデビューを笑顔で振り返った。

 13年育成ドラフト3位で京都国際から入団した内野手。50メートル5秒9の俊足が武器。今季はキャンプからA組でアピールを続け3月24日に支配下登録された。その後、川崎の入団などもあり2軍暮らしが続いていた。7月13日のフレッシュ球宴ではMVPを獲得した。同期のドラフト4位上林、育成1位石川も1軍で活躍中。左手親指骨折で離脱した内川の代わりとしてチャンスが巡ってきた曽根が、足でまずはアピールした。【石橋隆雄】