日本ハムが、思わぬ形で勝利を手にした。

 延長11回の2死一、二塁。ロッテ松永の二塁けん制球が大きくそれ、中堅手荻野も取れず、ボールが外野フェンスへ一直線に転がっていった。その間、二塁走者岡が決勝の本塁生還。約2カ月半ぶりの3連勝が舞い込んだ。思わぬ幕引きに、栗山英樹監督(56)は思わず笑みがこぼれる姿もあった。

 満塁弾を放つなど乱打戦を制する立役者になった西川が、お立ち台に登場。「久しぶりの3連勝。僕たちは本当にうれしいです。最後まで諦めず、何とか戦います」と力強くファンに誓っていた。