西武がサヨナラ勝ちで5連勝を飾った。菊池雄星投手(26)が楽天打線を2安打に抑え、今季3度目の完封でハーラートップタイの12勝目。防御率、奪三振と合わせて投手3部門でトップに立った。2回に球審から2段モーションを指摘されたが、動じることなく9回を投げきり、栗山巧外野手(33)のプロ2本目のサヨナラ本塁打を呼び込んだ。

 菊池の2段モーションについて、辻監督も不満そうだった。「あれでずっと投げていて、2段モーションと言われても…。初回でなぜ言ってくれなかったのか。本部長と相談して、見解を出してもらいたい」とコメント。不正投球を宣告した真鍋球審は、報道陣の質問を受け付けず、無言で球場を後にした。