阪神藤浪はCS先発枠争いで大きく後退した。21日ウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)の3回から登板。4イニングで96球を要し、被安打5で4四球2失点と安定感を欠いた。4回は二塁打、2者連続四球で無死満塁とされ、適時打2本を献上。安打はすべて150キロ台の直球を打たれたもの。「狙っているところに甘くいったら、打たれてしまう」と反省した。5回に3者連続三振を奪うなど大崩れはしなかったが、アピールとはいかなかった。

 掛布2軍監督は「短期決戦で投げられるかと考えるとね。上の監督が判断するとは思うけど、厳しいと思う」と分析。ポストシーズンでの先発は遠のいたが、次回は掛布2軍監督最終戦となる28日ウエスタン・リーグ広島戦(甲子園)に登板する見込み。「しっかり投げたい」と気持ちは切らさない。