中日が大敗した。先発伊藤が初回から大乱調で8失点した。6回まで石田に無安打投球を許す最悪の展開。石田降板後の終盤に5得点したが焼け石に水だった。連勝は4で止まった。

 森繁和監督(62)は会見の冒頭で「今日、明日で(主催試合が)終わりだってときに、こんな試合をお客さんの前でしちゃいけない」とため息をついた。

 この日のDeNA戦と24日の広島戦は本拠地最終シリーズ。そのポスターには「幾多の名場面を生んだ激動のシーズン。そして今、最後に生まれる最高の物語がここに」と広告コピーが打たれている。

 24日の本拠地最終戦は森野将彦内野手(39)の引退試合として行われる。主催試合の年間観客動員200万人は、ラストゲームで突破できる見通しになった。ただ、前回200万を割った13年は収容の少ない地方開催が5試合。今季は3試合。指揮官が危機感を募らせるのも当然だった。