ソフトバンク田中正義投手(23)が23日、ウエスタン・リーグ阪神戦(タマホームスタジアム筑後)で2軍戦デビューを飾った。

 先発として登板。42球を投げ、3回2安打2失点。最速は149キロだった。

 初回は3者凡退。2回は2死から板山を四球で歩かせ、盗塁で二塁に進まれた後、西田に右翼線への適時打を献上。暴投で走者を二塁に進め、続く小豆畑にも中前適時打を許し、2点を失った。3回は3者凡退に抑えた。

 「良くも悪くも今の実力が出た。3イニング投げて体が大丈夫というのは少し前進できた部分。間違いなく前進はしている。今後は技術を上げていきたい。この1年が遠回りじゃなかったと言えるようにしていかないといけない」

 ドラフト1位で入団した田中は当初は開幕1軍も期待されたが、右肩の違和感で出遅れ、6月23日の3軍練習試合、西部ガス戦で1回無失点デビュー。その後は四国ILとの交流戦に3試合登板。8月23日徳島戦、9月10日愛媛戦、同13日高知戦で中継ぎとしてマウンドに上がり、いずれも1回無失点だった。