広島薮田が苦しみながらも15勝目を挙げ、最多勝争いにくらいついた。

 制球はばらつき、毎回走者を背負う展開。それでも守備陣にも助けられ7回8安打2失点と粘った。巨人菅野と1勝差を保ち、勝率は8割3分3厘で最高勝率をほぼ手中におさめた。だが自己評価は厳しく「自信にはならない。次回に向けて不安でしかない。たまたまです」と笑顔はなかった。今後の登板は状況次第となる。