今季限りで引退するロッテ井口資仁内野手(42)の現役ラストゲーム。「6番DH」で先発出場。この日は全員が井口の背番号「6」の特別ユニホームを着用した。満員の観衆の中、5打数2安打。9回の第4打席では中越えに同点2ランを放った。来季からは新監督に就任することが決定的となっている。試合は延長12回、4-3でサヨナラ勝ちした。

背番号「6」の仲間たちに胴上げされるロッテ井口(撮影・足立雅史)
背番号「6」の仲間たちに胴上げされるロッテ井口(撮影・足立雅史)

チーム101112
日本ハム
ロッテ

井口引退セレモニー

ロッテ井口「最高の野球人生」/引退スピーチ全文

ロッテ井口21年間の現役に幕 王会長らメッセージ

家族からの花束を受け取り笑顔を見せるロッテ井口(撮影・足立雅史)
家族からの花束を受け取り笑顔を見せるロッテ井口(撮影・足立雅史)
紙テープが舞う中、ファンの声援に応えるロッテ井口(撮影・足立雅史)
紙テープが舞う中、ファンの声援に応えるロッテ井口(撮影・足立雅史)
引退の記念ボードを手に笑顔を見せるロッテ井口(前列右から2人目)(撮影・足立雅史)
引退の記念ボードを手に笑顔を見せるロッテ井口(前列右から2人目)(撮影・足立雅史)

井口第1打席=左安打

日本ハム投手は高梨

2回無死走者なし

2ボールから3球目の142キロ直球を打って左安打!

ロッテ対日本ハム 2回裏ロッテ無死、左前打を放つ井口(撮影・足立雅史)
ロッテ対日本ハム 2回裏ロッテ無死、左前打を放つ井口(撮影・足立雅史)
ロッテ対日本ハム 2回裏ロッテ無死、左前打を放ちガッツポーズする井口(撮影・足立雅史)
ロッテ対日本ハム 2回裏ロッテ無死、左前打を放ちガッツポーズする井口(撮影・足立雅史)
ロッテ対日本ハム 2回裏ロッテ無死、左前安打を放ち、笑顔を見せる井口(中央)(撮影・佐藤翔太)
ロッテ対日本ハム 2回裏ロッテ無死、左前安打を放ち、笑顔を見せる井口(中央)(撮影・佐藤翔太)

井口第2打席=二ゴロ

日本ハム投手は高梨

4回1死走者なし

2-1から145キロ直球を打って二ゴロ

4回裏ロッテ1死、二ゴロに倒れる井口(左)。一塁手中田(撮影・足立雅史)
4回裏ロッテ1死、二ゴロに倒れる井口(左)。一塁手中田(撮影・足立雅史)

井口第3打席=三振

日本ハム投手は高梨

6回2死走者なし

フルカウントから146キロ高め直球空振り三振

6回裏ロッテ2死、空振り三振に倒れる井口(撮影・足立雅史)
6回裏ロッテ2死、空振り三振に倒れる井口(撮影・足立雅史)

井口第4打席=本塁打

日本ハム投手は増井

9回無死一塁

2-1から149キロ直球を中越えへ同点2ラン!!

9回裏ロッテ無死一塁、同点の中越え2点本塁打を放つ井口(撮影・足立雅史)
9回裏ロッテ無死一塁、同点の中越え2点本塁打を放つ井口(撮影・足立雅史)
9回裏ロッテ無死一塁、同点の中越え2点本塁打を放ちガッツポーズする井口(撮影・足立雅史)
9回裏ロッテ無死一塁、同点の中越え2点本塁打を放ちガッツポーズする井口(撮影・足立雅史)
9回裏ロッテ無死一塁、同点の中越え2点本塁打を放った井口(撮影・足立雅史)
9回裏ロッテ無死一塁、同点の中越え2点本塁打を放った井口(撮影・足立雅史)

井口第5打席=右飛

日本ハム投手は鍵谷

11回先頭打者

1-0から2球目直球を打ち上げ右飛

11回裏ロッテ無死、井口は右飛打に終わる(撮影・佐藤翔太)
11回裏ロッテ無死、井口は右飛打に終わる(撮影・佐藤翔太)
11回裏ロッテ無死、右飛に倒れベンチに戻る井口(撮影・足立雅史)
11回裏ロッテ無死、右飛に倒れベンチに戻る井口(撮影・足立雅史)
井口の顔型応援ボードを掲げるロッテファン(撮影・足立雅史)
井口の顔型応援ボードを掲げるロッテファン(撮影・足立雅史)

始球式

ロッテ対日本ハム 始球式を務めた井口の長女・琳王さん(撮影・足立雅史)
ロッテ対日本ハム 始球式を務めた井口の長女・琳王さん(撮影・足立雅史)

試合前

開場前から、球場前には引退グッズを求めるファンの列が出来た。正面には大型スクリーンが登場。前売り完売で入場できない人たちのために、パブリックビューイングを実施する。試合前の練習を終えた井口は「何打席、立つか分かりませんが、頑張ります。朝の目覚めは良かったし、楽しみの方が大きい。何とか、良い試合が出来たらいい」と意気込みを語った。

ロッテ井口(左)は6番DHでの出場が発表された(撮影・足立雅史)
ロッテ井口(左)は6番DHでの出場が発表された(撮影・足立雅史)
試合前、握手を交わすロッテ井口(左)と日本ハム栗山監督(撮影・足立雅史)
試合前、握手を交わすロッテ井口(左)と日本ハム栗山監督(撮影・足立雅史)
ロッテの選手たちは井口(中央)の背番号「6」を着け試合前練習に臨む(撮影・足立雅史)
ロッテの選手たちは井口(中央)の背番号「6」を着け試合前練習に臨む(撮影・足立雅史)
試合前、井口(後方)を中心に円陣を組むロッテナイン(撮影・足立雅史)
試合前、井口(後方)を中心に円陣を組むロッテナイン(撮影・足立雅史)
試合前練習で笑顔を見せるロッテ井口(撮影・足立雅史)
試合前練習で笑顔を見せるロッテ井口(撮影・足立雅史)

いぐちただひとプロフィル

1974年(昭49)12月4日、東京都生まれ。父親の手ほどきで小1から野球を始め、国学院久我山高2年の時に甲子園に出場。青学大時代は通算24本塁打を放ち、96年アトランタ五輪銀メダル獲得に貢献。同年ドラフト1位でダイエー入り。3拍子そろった主力として活躍し、99年のリーグ優勝、日本一に貢献した。05年に米球界移籍。同年はホワイトソックスでリーグ優勝、ワールドシリーズ優勝に貢献。フィリーズ、パドレスでもプレー。09年にロッテに入り、日本球界に復帰した。ロッテでも主力としてチームを引っ張り、10年の日本一に貢献した。13年には、日米通算2000安打を達成した。通算成績はプロ野球が1885試合に出場して打率2割7分1厘、250本塁打、1010打点。メジャーでは493試合で打率2割6分8厘、44本塁打、205打点。血液型O。178センチ、91キロ。右投げ右打ち