ホークスOBで侍ジャパンの前日本代表監督だった小久保裕紀氏(45)の長男で歌手の直紀氏(20)が、試合前の君が代独唱を務めた。

 黒のスーツ姿で緊張気味にマイクの前に立ち、堂々と君が代を歌い上げた。「めちゃくちゃ緊張しました。最初の音が分からなくなって…。(音程は)外していませんけど、もう少しうまく歌えたかも」と、大役を終えてホッとした表情だった。

 5年前に米国留学。約2年の留学生活では英語、歌、ギターなどを勉強して帰国した。歌手として本格的に自立するために、来月には大きなオーディションを受ける予定だ。

 ヤフオクドームは何度も父の応援に駆けつけた場所。「まさかここで歌えるとは思ってもみなかった」と、感慨深げ。父裕紀氏からは前日にSNSで「明日は、しっかりやりきりなさい」とメッセージがあったという。父とは違う道を歩み始めた“小久保2世”。「一生懸命頑張ります」と、活躍を誓っていた。