日本ハム宮西尚生投手(32)が入団から10年連続となる50試合以上登板を達成した。

 1点リードの8回に4番手で登板。2死一、二塁のピンチを背負ったが、かつてのチームメートの小谷野を遊直に仕留め、節目の登板を無失点で切り抜けた。

 試合後はヒーローインタビューを受けた。「本当に毎日、僕の調子を整えてくれるトレーナーさんに感謝したいと思います」と、感謝の思いがあふれた。続けて「まさか自分が出来るとは思わなかったので、うれしく思います」と、率直な気持ちを吐露。今季も記録を継続出来たことについては「1試合1試合、がむしゃらに放ってきたものだと思います。10年間、チームのために抑えられたらいいなと思って投げてきました」と、感慨に浸った。

 1年目の08年から続けている年間50試合以上登板の記録は、すでにパ・リーグ最長。球界最長は中日岩瀬が13年まで15年連続を記録している。あと5年に迫ったが「岩瀬さんはすごい人なので、比べたらダメですね」と、苦笑いした。