広島今井啓介投手(30)が4日、来季の契約を結ばないことを通達された。

 今井は05年高校生ドラフト2巡目で中越から入団。投球フォームから黒田2世とも呼ばれた。09年にプロ初勝利を挙げると、12年9月1日阪神戦(甲子園)でプロ初完投、初完封。13年には33試合に登板したが、14年、15年は11試合の登板にとどまった。

 今季は腕の位置をスリークオーターに変え、右打者の内角に食い込むツーシームで勝負。しかし4試合に登板も計5イニングで3失点。防御率は5・40だった。現役を引退する意向明かし「昨季1軍に上がれず、今季必要とされなければユニホームを脱ごうと考えながらこの1年やった。こういう結果になったけど、全然後悔はしていない。次のステージで頑張りたい」と語った。