ロッテが来季の1軍打撃コーチに、現在はノースアジア大(北東北大学野球)コーチの金森栄治氏(60)を招聘(しょうへい)する方針であることが10日、分かった。10~12年にロッテでコーチを務め、6年ぶり復帰となる。ダイエーのスコアラーだった03年に井口を指導。その年、井口は打率3割4分で、初の3割超えに導いた。ロッテは今季、5月末までチーム打率1割台という極度の貧打に陥り、最下位の要因となった。新監督の“師匠”を招き、攻撃力アップを図る。

 井口監督の就任は明日12日に発表予定。新コーチ陣の人選も大詰めだ。2軍監督には、阪神を退団する今岡真訪氏(43)。福沢2軍監督は、コーチとして今岡監督をサポートする。退団する英二投手コーチの後任候補には、球団OBの清水直行氏(41)が挙がる。日本ハムを退団する的場直樹氏(40)もバッテリーコーチで招く。山下野手総合兼打撃コーチには、スカウトなど編成業務への転身を打診。清水外野守備・走塁コーチは退団する。