ソフトバンクの守護神デニス・サファテ投手(36)が8回2死から登板し、楽天打線の反撃を封じた。

 今CSで2本塁打を放っているアマダーを迎えた場面での登場。メキシコの大砲を空振り三振に仕留めると、9回は1四球を与えたが、3つのアウトをすべて空振り三振で奪い、試合を締めくくった。

 「名前がコールされた時の大歓声でアドレナリンが出た。何事にも替え難い快感の中で投げることができた」

 今季3度目のイニングまたぎ。「CS前から言われていたし、岩崎と森が3連投していたから準備はしていた」。8回、モイネロが2球で2死を奪った後での出番だったが、焦ることはなかった。

 2人の中継ぎを休ませての勝利。工藤監督は「厳しい展開の中でリリーフ陣が踏ん張って勝ったのは大きい」と、今CSで1点も失っていないリリーフ陣をたたえた。