阪神金本監督が高山再生のポイントを挙げた。昨季の新人王の不振について「タイミングだけでしょ。バットの軌道が遠回りするから。そこだけ。タイミングは教えようがないからね。自分の頭でタイミング取るわけだから。早くタイミング取ることと、インパクトまで最短距離でスイングが波打たないように。その2つだけ自分で調整できたら」と説明した。

 プロ1年目に136安打を放った高山だが、今季は打率は2割5分、ヒット数も82安打と2桁になり、夏場には2軍落ちも経験した。高山はCS終了後に宮崎組に合流。前日20日の西武戦(南郷)では意地の初球先頭打者本塁打を放った。10月は宮崎で実戦、11月は高知で秋季キャンプとオフも野球漬けとなる高山の復活は? 金本監督は「彼次第でしょう」と期待した。