レギュラーシーズン1位のソフトバンクが、2連敗からの3連勝で同3位の楽天を下し、2年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。

 選手たちに胴上げされ、7度宙を舞った工藤公康監督(54)は「本当うれしいです、この福岡の地でまた胴上げをしていただいて、こんな幸せな男は福岡にきょう僕だけだと思います。このヤフオクドームで勝つ姿というのをファンのみなさんに見ていただきたいという思いで戦ってきましたので、選手のみんながよく頑張ってくれました。ありがとう。打ち始めたらどこで終わるんだろうというくらい、成績を残して打ってきてくれ他選手たちがいてくれたので、ベンチで勢いを付けて元気に送り出すことだけを考えていました。うちのチームは明るく元気に、ハツラツとしたプレーというのが売りだと思いますし、もう1度思い出してバカになって野球をやろうと声をかけたんですけど、ベンチで声がかれるまで出してくれた選手のみんなありがとう。ぼく1人ではできなかったし、みんなで勝ってこれたんじゃないかと思います。優勝してから1カ月、いい準備をしてくれた。初戦負けたところで、日本シリーズ進出確率0%といわれて、そこから死に物狂いでやってきてくれたことがこの勝利につながった。強い気持ちでやってきてくれた選手に、もう1度拍手をお願いします。日本一になることしか考えていません。日本一になって、またヤフオクドームで胴上げしてもらえるように選手と一緒になって頑張りたいと思います」と話した。