2年連続で3位から勝ち上がったDeNAが、リーグ2連覇の広島を下し、アドバンテージの1勝を含め3勝2敗、19年ぶりの日本シリーズ進出へ王手をかけた。

 広島が先手を取った。1回1死二塁から3番丸が右越え2ランを放ち先制。さらに2死二塁から、新井の右翼線への適時二塁打で1点を加点し、3点をリードした。

 3点を追うDeNAは4回、先頭打者の4番筒香が左越えにソロ本塁打を放ち2点差とした。続く5回無死二、三塁から1番桑原が三塁線を破る2点適時二塁打を放ち同点、さらに1死三塁から3番ロペスの中前安打で勝ち越しに成功した。

 DeNAラミレス監督は、先発候補の今永を7回から中継ぎで投入する執念継投。2イニングを打者6人の完璧リリーフでつなぎ、9回は守護神山崎康が締めた。前日までCS初の2日連続降雨中止で、万が一、試合がこの日も試合中止なら広島に王手をかけられていた。DeNAは98年日本一以来となる頂上決戦へあと1勝と迫った。

 CSファイナルステージは、先に4勝したチームが28日にヤフオクドームで開幕する日本シリーズに進出し、パCSファイナルステージを勝ち上がったソフトバンクと対戦する。