阪神が25日、大和内野手(29)とFA残留交渉を行ったことが分かった。大和は国内FA権を行使する意思を固めており、球団にもFA宣言する方向性を伝えたとみられる。球団はシーズン中から残留要請を続けてきたが、この日は3~4年の複数年契約を提示して誠意を示したもようだ。

 水面下ではDeNA、オリックスら複数球団が熱心に大和の調査を続けており、日本シリーズ終了後に正式にFA宣言すれば争奪戦は避けられない情勢。阪神も来季のV奪回に欠かせない戦力だと判断し、契約年数や年俸に反映させている。大和はこの日、甲子園で秋季練習に参加。FA権について問われると「もう少し待ってください」と話すにとどめた。