プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、歴代最多高校通算111本塁打を誇る早実・清宮幸太郎内野手(3年)は1位指名で巨人、阪神、ヤクルト、ソフトバンク、楽天、日本ハム、ロッテの7球団が競合の末、抽選で日本ハムが交渉権を獲得した。

 過去のドラフトで最多の1位競合は89年野茂英雄(新日鉄堺)と90年小池秀郎(亜大)の8球団。高校生では95年福留孝介(PL学園)の最多7球団と並んだ。

 最速152キロのアマNO・1左腕、JR東日本・田嶋大樹投手(21=佐野日大)は、オリックス、西武が競合し、抽選でオリックスが交渉権を獲得した。。

 また、今夏甲子園で清原超えとなる大会新の1大会6本塁打をマークし、準優勝に貢献した広陵・中村奨成捕手(3年)は、広島、中日の2球団が1位指名で競合の末、広島が交渉権を獲得した。

 今春リーグ史上初となる自身2度目のノーヒットノーランを達成し、大学日本代表の最速152キロ左腕、立命大・東克樹投手(4年=愛工大名電)はDeNAから単独1位指名を受けた。

 外れ1位では今春センバツ準優勝に貢献し高校通算65本塁打の履正社・安田尚憲内野手(3年)はソフトバンク、ロッテ、阪神が競合し、ロッテが交渉権を獲得した。

 また、九州学院・村上宗隆捕手(3年)を巨人、ヤクルト、楽天が競合し、ヤクルトが優先交渉権を獲得した。

 最速146キロのサイドスロー左腕、明大・斉藤大将投手(4年=桐蔭学園)は西武から、外れ1位で指名された。

 最速157キロの剛速球右腕、ヤマハ・鈴木博志投手(20=磐田東)は中日から1位指名を受けた。

 仙台大・馬場皐輔投手(4年=仙台育英)はソフトバンクと阪神が競合し、阪神が交渉権を獲得した。

 楽天は岡山商科大の近藤弘樹投手(4年=安佐北)を1位指名。巨人は最速152キロで大学屈指の速球派、東都の「ドクターK」こと中大・鍬原拓也投手(4年=北陸)を1位指名。ソフトバンクは鶴岡東・吉住晴斗投手(3年)を1位指名した。

 最速150キロ左腕の東大・宮台康平投手(4年=湘南)が日本ハム7位で指名された。入団すれば東大から史上6人目のプロ野球選手となる。

 今夏甲子園でも活躍し、U18日本代表メンバーで銅メダルに貢献した横浜・増田珠外野手(3年)はソフトバンクに3位で指名された。

 

<12球団の1位指名選手>

【パ・リーグ】

ソフトバンク 鶴岡東・吉住晴斗投手

西武 明大・斉藤大将投手

楽天 岡山商科大・近藤弘樹投手

オリックス JR東日本・田嶋大樹投手

日本ハム 早実・清宮幸太郎内野手

ロッテ 履正社・安田尚憲内野手

 

【セ・リーグ】

広島 広陵・中村奨成捕手

阪神 仙台大・馬場皐輔投手

DeNA 立命大・東克樹投手

巨人 中大・鍬原拓也投手

中日 ヤマハ・鈴木博志投手

ヤクルト 九州学院・村上宗隆捕手