プロ野球のドラフト会議で、7球団の競合の末、早実・清宮幸太郎内野手(3年)の交渉権を引き当てた日本ハムの木田優夫GM補佐(49)が26日、フジテレビ系「THE NEWS α」(月~木曜午後11時40分、金曜午前0時10分)に電話で生出演し、抽選に向けて明石家さんま(62)から受けたアドバイスの詳細を明かした。

 当たりくじを引いた瞬間について「『交渉権獲得』という文字が見えた時は、うれしいより先にびっくりして思わず手が上がっちゃった」。左手でくじを引いたのは、さんまからのアドバイスがあったからで、事前に「右手と左手、どっちがいいですか」と聞いたところ「左手で行け」と言われたという。さんまはさらに「お前の右手は運を持ってないだろ」と冗談めかして話していたという。

 木田氏は、もともと親交のあったさんまの依頼で、96年から毎年、クリスマスに生放送する同局系「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」にトナカイの着ぐるみ姿で出演しており、99年のデトロイトタイガースの入団会見には、さんまのアドバイスで羽織はかま姿で行ったこともある。

 今回、さんまに相談した理由は「くじの種類は違うんですけど、くじと言えばさんまさんかなと」と言った。さんまは伝説の人気バラエティー番組「オレたちひょうきん族」の中で、ビートたけし演じる正義の味方「タケちゃんマン」の敵役の1人だった人気キャラクター「アミダばばあ」を演じていた。あみだくじを題材にした曲も歌っていた。

 また木田氏は、今回くじを引いた理由について「ファイターズ的には、くじで連敗してまして。今年はGMから『お前が行け』という命令があって」と説明した。

 今後の清宮の育成については「これから日本や球界の宝になっていく選手だと思っているので、栗山監督、チーム全体で考えていきたいと思っています」と話した。