侍ジャパンは韓国から延長10回、劇的な田村のサヨナラ打で8-7のルーズベルトゲームを制し、初戦白星スタートをきった。稲葉新監督は初采配でうれしい初勝利。

 日本が先手を取った。3回2死一塁。3番指名打者・近藤健の高くはずんだ打球は一塁手を超えて二塁手が捕球(記録は内野安打)。一走源田が二塁を回っていたため二塁手は三塁へ補殺を狙うも悪送球となり、源田が先制のホームを踏んだ。

 韓国も4回に反撃を開始。先頭打者の4番金ハソンが左中間にソロ本塁打。無死一、三塁から7番河周錫が左翼犠飛を放ち2点目。さらに2死満塁から2番李政厚が2点適時二塁打を放ちこの回一挙4点を奪って逆転した。

 3点ビハインドで迎えた日本は6回無死一塁から4番山川が右中間に1号2ランを放ち、1点差と詰め寄った。

 1点を追う日本は9回1死満塁から1番京田が押し出し四球を選び同点。なおも満塁でサヨナラのチャンスだったが2番源田、途中出場の3番オコエが凡退し延長戦に突入した。規定により延長10回からタイブレークとなり、無死一、二塁から試合再開。

 韓国は10回1死一、二塁から途中出場の6番柳志ヒョクが左中間への適時二塁打で勝ち越し。さらに1死二、三塁から7番河周錫が右翼線への2点適時二塁打を放ち、この回3点を奪った。

 3点を追う日本は10回1死一、二塁から5番上林がバックスクリーン右に1号3ランを放ち同点。2死一塁から一走西川が二盗を決めて2死二塁。最後は、途中出場の8番田村が左中間にサヨナラ適時二塁打を放ち、試合を決めた。