巨人岡本和真内野手(21)が来季から村田の退団によって空いた背番号25を背負うことが18日、分かった。超高校級の長距離砲として14年ドラフト1位で入団。4年目を迎える来季は、1軍の主戦力として大きな期待がかかる。イ・スンヨプ、村田らかつての本塁打王たちが守ってきた背番号で飛躍を狙う。

 勝利をたぐり寄せる1発を打つことが使命になる。岡本が、球団から村田退団にともない空き番号となった背番号25を用意された。日本ハムに入団する早実・清宮に負けじと、高校球界でスラッガーを張った長距離砲が覚醒のきっかけにする。3年間で1軍出場は35試合、わずかに1本塁打。来季こそは2軍戦中心の下積み生活に別れを告げる。その背中を押された。

 ◆巨人の背番号25 戦前に井上康弘が初代として25番をつけ、2代目は「塀際の魔術師」と称された平山菊二。大洋(現DeNA)で2000安打を達成し、81年にトレード移籍してきた松原誠も背負った。95~98年には広島からFA移籍の川口和久、05~06年に亀井善行がプロ入り2年間で担った。07~10年のイ・スンヨプを経て、村田修一が12年から歴代3位の長さで6年間守り抜いた。