広島の菊池涼介内野手(27)は5年連続でゴールデングラブ賞に輝く守備の名手だが、意外にもベストナインは初の受賞だった。

 壇上でも「まさかという感じ。取れるとは思っていなかった」と驚いた。

 ただ、それ以上に悔しさの方が大きかった。WBCの疲労が残る中で奮闘したが、打率が3割を切るなど伸び悩み「苦しいシーズンだった。去年とは全てが違うシーズン」と険しい表情。

 オフに向けて「何をしなきゃいけないかが明確になった。オフはオフでしっかりやる」と気持ちを新たにした。