他球団への移籍を希望し、ソフトバンクからFA宣言した鶴岡慎也捕手(36)がもんもんとした日々を過ごしている。交渉解禁から10日がたとうとしているが、いまだに他球団からの連絡はない、という。

 「常に携帯電話を持ち歩いているんですけど、まだ連絡はないですね。電話が鳴ると気になって…」。来季は37歳になるベテラン捕手だが、体力の衰えは感じていない。

 24日は福岡市内で2時間、ウエートトレーニングなどを行い汗を流した。久々に打撃練習も行い、新天地へ向けた準備は怠りない。FA宣言後は、ソフトバンク王会長からも電話をもらった。「君の(FA宣言の)選択を支持する」と言われ、大きな励みになったという。日本ハムから13年オフにFAで移籍。以来2度目のFA行使だけに、「(連絡待ちの)こういうことも経験しているし、とにかく手を挙げてくれる球団を待つだけです」と長期戦も覚悟していた。