西武菊池雄星投手(26)が10日、同郷の大谷の大暴れを願った。岩手・盛岡で開催された野球フォーラムに参加。花巻東の後輩のエンゼルス入団に「投手と打者、どっちも見たい。国民の皆さんと全く一緒の思いです」と活躍を望んだ。

 プロ1年目の10年オフ。母校のグラウンドで当時高校1年生だった大谷を初めて見た。「とんでもない怪物が来たな、と。投げ方も今とそっくりで。その大谷がメジャーに行く。すごいな、という気持ちです」と懐かしそうだった。

 自身も大リーグ挑戦の夢を持つが、来季はチームの優勝だけに集中する。「(大谷と)投げ合う時は意識したし、特別な思いがあった。寂しさはありますね」。この日は、小中高校生、野球指導者ら約3300人に経験を伝えた。「微力ですが、岩手の野球に貢献できればと思っています。大谷にも、もちろん頑張ってもらいたい」とエールを送った。